わたしと居場所 ③

毎日毎日電話番、そして給湯室の掃除

ゴミ捨て。

これがわたしの毎日のルーティン。


もちろん電話番だって、立派な仕事だ。


でも何か違和感を感じていた。


でも毎日、会社に行った


昔は、コールセンター課のみんなと


楽しく仕事をしていたのに


今のわたしは、ただの雑用


そして話し相手は、電話の向こう側


どんどん孤立していく


悲しい。虚しい。


こんな自分が恥ずかしい。


そんな気持ちだから、


電話番でもミスが生じる


そんなある日、あの上司がやってきた。


営業課のひとが、電話のミスを


報告したのだ。


あの上司とミスについて、休憩室で話していた時に


営業課の女性が聞き耳を立てていたらしく


休憩後、話しかけてきた。


さっきの会話だけど、


ネガキチチキンさんの言い方はどおなの?


せっかく上司が指導してくれてるのに、


あの言い方無いと思う。


そもそもなんで、ミスが起こったの?


また何かがプチンと弾けた。


上司にグチグチ言われて、


その次に、なんにも知らない、聞き耳立てた、女になんで、詰めいられるの


まる尋問みたいに。


必死に答えようとしても


言葉が出てこない


気がつけば、目には涙が溢れてる


呼吸がまたしにくに。


トイレに駆け込み


床に倒れ落ちた


涙と過呼吸で苦しかった。


わたしはなんで今までこの会社に必死にしがみついていたんだろう。