わたしと居場所 ③

毎日毎日電話番、そして給湯室の掃除

ゴミ捨て。

これがわたしの毎日のルーティン。


もちろん電話番だって、立派な仕事だ。


でも何か違和感を感じていた。


でも毎日、会社に行った


昔は、コールセンター課のみんなと


楽しく仕事をしていたのに


今のわたしは、ただの雑用


そして話し相手は、電話の向こう側


どんどん孤立していく


悲しい。虚しい。


こんな自分が恥ずかしい。


そんな気持ちだから、


電話番でもミスが生じる


そんなある日、あの上司がやってきた。


営業課のひとが、電話のミスを


報告したのだ。


あの上司とミスについて、休憩室で話していた時に


営業課の女性が聞き耳を立てていたらしく


休憩後、話しかけてきた。


さっきの会話だけど、


ネガキチチキンさんの言い方はどおなの?


せっかく上司が指導してくれてるのに、


あの言い方無いと思う。


そもそもなんで、ミスが起こったの?


また何かがプチンと弾けた。


上司にグチグチ言われて、


その次に、なんにも知らない、聞き耳立てた、女になんで、詰めいられるの


まる尋問みたいに。


必死に答えようとしても


言葉が出てこない


気がつけば、目には涙が溢れてる


呼吸がまたしにくに。


トイレに駆け込み


床に倒れ落ちた


涙と過呼吸で苦しかった。


わたしはなんで今までこの会社に必死にしがみついていたんだろう。




わたしと居場所 ②

営業課の電話応対は、


発注業務に比べたら、正直とても楽だった。


元々コールセンター課だったので、


特に困る業務ではなかった。


心の中で、ここならまた1から頑張れると思った。


でもそお思ったのは、間違いだった。


営業課の人達は、ただの電話番としか


わたしを見ていない。


そして裏を返せば、ただの雑用係


裏でその指示をしていたのは、


あの上司だったと言うのは後で知ることになる。


朝から帰りまで、ひたすら電話番


そして雑用。給湯室の掃除、ゴミ捨て


何かする事を尋ねると


電話応対をして頂いたらいいですよ。と優しい口調


わたしは、ただの社内ニートと化していったのだ

そして営業課では発注業務での私のことが


全て筒抜け状態だった。


わたしはひとりで孤立化していった。





わたしと居場所

会社を休んで1週間がたった


わたしは一人暮らしの家に帰り


そしてまた会社に戻った


仕事場につき、いつもの発注業務の準備をしていると、


上司が、ネガキチチキンさんは、


もお発注業務をしなくてもいいから


その代わり、営業課の電話応対に回って。


1週間ぶりの会社で待ち受けてたのは



発注業務からはずされ、

コールセンター課に戻ることも出来ない現実だった


そしてまた違う場所へと、


地獄のへの案内だった

わたしと母親 ②

実家に帰り

母親の顔を見るや

泣き崩れるようにわんわん泣いた


そして1週間会社を休んだ


死んだようにその日は眠った


次の日もまた次の日も

ひたすら眠った


こんなにゆっくり寝たのは、いつぶりだろう。


ちょうど三日目の朝、起きてぼーっとしていたら

急に今までの会社のできごとが

フラッシュバックとして頭の中で

映像化され、


初めて過呼吸になり、涙と同時に呼吸が、上手く出来なくなった。


とっくにわたしは心も体も、限界を超えていたのだった。

わたしと母親

朝一番の新幹線にのり


地元へと帰ってきた


何年振りの地元だろう


大学入学と同時に実家を出て

そのまま就職した。


普通はお盆や年末年始などに帰省するのかもしれないが


私はほぼしなかった


帰省したのは、父親が亡くなった時だ


小さい頃から、母親と折りありがつかず

大学は県外にでた


一人暮らしは大変だったけど、

毎日堂々巡りの喧嘩よりいい


何年ぶりかの、実家に足を踏み入れた。


母親が出てきてくれた時


正直ここで死んでしまってもいいくらいの安堵感だった

わたしと仕事 ③

毎日たくさんの発注処理、

おまけに商品出しも追加され、


頭も体も常にフル回転

1日がすぐ終わってしまう時間サイクルだった


そんな中、ただでさえ

多い発注業務をプラスで違う発注も任されるようになった

100件、200件、、、


自分が今何をしているか分からない状態まて追いやられていた


でも必死にこなそうとしていた


でも頭も体も、パンク寸前だった


そしてついにオーバーヒート


発注ばかりに気にとられ


商品出しの準備をしていなかった

もちろん1人では捌ききれない数だった

急遽、他の部署の人も応援しにきてくれた

それで何とか当日出荷に間に合った


一瞬だけだった地獄から天国の甘い蜜を味わったのは


けど直ぐに地獄へと突き落とされる


上司には、もちろん原因を突きつけられる

正直もお限界だった

今すぐでも逃げ出したかった、


でも必死に今の言い分を伝えた

1人では遠てい出来ない量だと。

最初は補助を付けると言っていたのに結局1人だ。


上司は、○○さんも1人でこなしてる

どぉして出来ないの?

補助は必要な時にこちらからつける


そこで何かがプチン切れた

話が全然違う。と声を荒らげてしまった。

上司から見ればわたしの反発なんて、蚊の鳴くような声でしかない、

だから余計腹がたつ

そんな自分勝手な事ばかりだと

誰もあんたなんか助けないよ!と言い張った。


その日の夜、どうやって家路に着いたのか分からなかった

ただ、気がついたら、財布と携帯を持って新幹線に乗っていた


わたしと仕事 ②

今まで、電話の取り次ぎ対応がメインだったので、

正直パソコン業務はあまりメインではなかった。

かと言っても、パソコンを使ったことがないわけでもないので、何とかなるだろと思っていた

 

実際、営業事務の人達の業務を目の当たりにした時、

雲泥の差は言うまでもなかった。

 

彼女達は、電話をしながらパソコンで受注業務をし、

納期管理など様々な仕事を1人で、数人の担当者を掛け持ちしながら、行っていた。

 

私たち、コールセンター課は、

そんな地獄の場所にほおり投げられたのだ

でも世の中には、2通りの人間がいる

 

簡単な説明を受け、頭の中で整理して

何とかその場その場で、こなせる人

 

1から10まで、説明してもらわないと分からない。

大雑把な説明、ニュアンス的な説明では頭に入らない人

 

私は、完全に後者の方だ。

 

昔から要領も悪く

1から10、きちんと言ってもらわないと分からない。

1番苦手なのが、あいまいな表現だ

 

毎日毎日、奮闘しながら、

発注、納期の管理をする毎日だった